2013/04/11

アメリカの歯科治療

歯の治療について書いてみたいと思います。

私は渡米前に歯の治療を終えたのですが、アメリカに来てから新たに歯の病気になってしまいました。

① アメリカの歯医者は一般医と専門医がいます。一般医に診てもらってから専門医を紹介していただきます。

② RCTについて

現在、私は、Root Canal Treatment (ルートカナルトリートメント)(RCT)(根管治療)を受けています。根管治療(RCT)とは、器具で細菌に感染してしまった歯質や神経を徹底的に除去し、歯の根の病気(根尖病変)を治療・予防するものです。

参考リンク http://www.ha-channel-88.com/musiba/root-treatment.html

日本にいたときはそのような歯の病気にかかったことがなく、アメリカに来て始めて知りました。

このRCTですが、完全に細菌を取り除くことが非常に難しく、しかも細菌を取り残した状態で詰め物を詰めたり、クラウンをかぶせてしまうと、後々細菌が増殖してトラブルが出てきてしまうこともあるそうです。後からトラブルが出てきてしまった場合には、ほとんどのケースで前に治療した詰め物やクラウンなどは作り直さなければならず、最悪の場合は抜歯になってしまうことも。

日本と異なり、アメリカでは専門医(Endodontist)が行います。これはRCTが高度な技術・設備を要するものだから。考えてみれば、日本の歯医者さんは何でもやらなきゃいけないから大変ですね。設備にお金もかかるし。

③ アメリカの方が日本より進んだ歯科治療を受けられる。

歯科治療はアメリカの方が日本より進んでいるそうで、知人からも、アメリカで徹底的に治すことをすすめられました。技術面と、それから、日本では保険の範囲内で治そうとするから良い治療をできないみたいです。

例えば、私が現在通っているRCTの専門医(Endodontist)は、治療時にラバーダムというゴムのマスクを装着しています。治療中はなんのことかわからなかったのですが、これは、可能な限り外部からの細菌感染を防ぐためのものだそう。日本では保険の点数がきかないので、ラバーダムを使用しない歯科医院のほうが圧倒的に多いそうです。

ちなみに、私は経験したことはないのですが、3Dのレントゲンというのもあるらしいです。

また、痛みに対する気遣いが日本より大きいと思いました。治療自体それほど痛くないですし、治療中もちょこちょこときいてくれます。日本で無痛分娩が広まらないのは痛みを尊ぶ文化からだとかきいたことがありますが、アメリカはぜんぜん違いますね。

④ RCTには保険がきかない場合がある

どの範囲がカバーされるかは保険によります。私の加入しているアメリカの医療保険ではRCTについてはカバーされないそうとのこと・・・。


高額のため、日本に帰ったときにあわせて治療することも考えました。しかし、いつ帰国するかもわからず、見通しが立ちません。さすがに歯のためだけに帰るには日本は遠すぎる。放置しておくと最悪の場合細菌が体内に入って別の病気になることもあるそうです。怖すぎ。

また、上記のとおり、アメリカの方が進んでいることもあり、思い切って今治療することにしました。



⑤ RCTの注意点

・ 治療中は、治療した側で食物を噛まない。
・ 硬いものは厳禁。
・ ガムやグミも意外に負担がかかる。



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